お宮参りに使った小物は使いまわさないのがベストです。
お祝い事に使った小物を使いまわすことは、縁起が悪いと言われるのが主な理由です。
年が近い兄弟や姉妹がいる場合、小物を使いまわしたいと考えるかもしれませんが、避けたほうがいいでしょう。
お宮参りに行く際は、出来るだけ新しい小物を準備してあげるのが正しいやり方です。
赤ちゃんが生まれてすぐのお祝い行事だからこそ、縁起の悪いことは避けたいと思いますよね?
この記事では次の疑問やお悩みが解決できるようになっています。
本文ではこうしたお悩みや疑問を詳しく解説していきます。
お宮参りを控えたご両親は、ぜひ参考になさってください。
お宮参りの小物は使いまわさないほうがいい
お宮参りに使う小物は使いまわすのはやめましょう。
兄弟や姉妹がいるとついついおさがりで代用してしまいがちですが、それはNGです。
そもそもお宮参りには、子供が健やかで健康に育つための儀式として行います。
一人ひとりが健やかに育つ目的の行事ですので、その子専用の小物でご祈祷してもらったほうが願いが叶うとされているからです。
私も2人の子供がいるので、お宮参りは2回経験しています。
確かに行事のたびに小物をそろえて買い足すのって、正直大変なんですよね。
お金がかかることですので、出来るだけ出費を抑えたい気持ちは良くわかります。
小物を使いまわせたら良いなとは思っていましたが、縁起の悪いことだと聞いてやめました。
子供の健やかな成長を願うなら、少しの出費を惜しむよりも、新しい物を準備してあげたほうがいいですからね!
使いまわしは縁起が悪いと言われる理由
小物を使いまわすと縁起が悪いといわれる理由は、小物に込められた願いが弱くなるためと言われています。
せっかっくの御祈祷の効果が、使いまわしによって薄まってしまうと考えると分かりやすいと思います。
そもそもお宮参りに身に着ける小物にはいくつか種類があり、それぞれ込められた願いの意味が違います。
- 扇子
- でんでん太鼓
- 犬張り子
- 紐銭
- お守り袋
- 誕生期
- よだれ掛け
- 帽子
このように種類がたくさんあり、どれも子供の健康を願うものとして持たせるものばかりです。
それぞれに込められた意味を知ることが出来れば、おさがりがだと縁起が悪いとされる理由に納得できると思います。
小物の意味をもう少し詳しく解説していきますね。
扇子
扇子には【この先の人生が末広がりでありますよう】にとの願いが込められています。
扇子の末広がりな形状から、こうした願いが込められているようです。
小物の中でも、特に縁起がいいとされているアイテムの一つです。
扇子には赤ちゃんの名前と生年月日を書き、のし袋に入れて麻の紐で結んであげましょう!
麻紐を使うのは『髪が白くなるまで長生きできますように』との願いが込められているんだよ
長生きを願うからこそ、人数分準備してあげたほうが良いよね
でんでん太鼓
でんでん太鼓には両面で音が出せることから【裏表がなく素直に育って欲しい】との願いが込められています。
赤ちゃんをあやすおもちゃとしての面もありますが、古くは邪気や悪霊を払うアイテムとして使われてきました。
出産時に贈られることの多いでんでん太鼓ですが、角がなく穏やかに育ってほしいとの願いが込められているんですね!
表裏のない性格に育って欲しいとの意味が込められているんだね
一人ひとりの健やかな成長を願うなら人数分用意してあげなきゃね
犬張子
犬張子には【すくすく健康に育って欲しい】との願いが込められています。
古くから犬は健康で丈夫に育つといわれており、それにあやかって犬を模した張子を持たせると良いと言われています。
また犬には邪気を払う力があるとされていて、赤ちゃんを災難や邪気から払ってくれると考えられています。
江戸時代中期から、お宮参りに欠かせない小物として、昔から親しまれてきたアイテムなんです。
諸説ありますが、犬の張子は赤ちゃんを災いから身代わりになって守ってくれる役目もあるんです。
身代わりで守ってくれるなら、なおさらおさがりは縁縁起が良くないよね
紐銭
紐銭は【将来お金に困らないように】との願いが込められています。
紐銭は主に近畿・中部地方に伝わる習わしです。
地域が限定されるため、関東ではあまりなじみがないかも知れませんね。
親戚や知人からもらったご祝儀を、他の小物と一緒に晴れ着につけてあげます。
将来みんなが困らないように一人ひとり準備してあげたいね
お守り袋
お守り袋は、神社でお参りやご祈祷をしてもらった時にお守りを入れる袋です。
袋に書かれた絵柄によって、意味合いが違います。
お守り袋の絵柄と意味合い
- 鶴 →『鶴のように長生きしてほしい』
- 千鳥 →『多くの物を手に入れるように育ってほしい』
- 六瓢 →『無病息災を願う(六つの瓢箪のごろ合わせ)』
男の子は白い房・女の子は赤い房で結ぶのが一般的ですので、覚えておきましょう!
お守りこそおさがりじゃなく人数分しっかりと準備してあげたいね
誕生期
誕生期は赤ちゃんの成長を記録する巻物の事を言います。
正直言うと私の子供の時のお宮参りでは、使ったことがないので今回初めて知りました。
生年月日、子供の名前、、お宮参り、お食い初め、初節句、、七五三などの行事の年月日を記入します。
誕生期というよりも、成長期といったほうが分かりやすいかもしれませんね。
晴れ着につけるものではないので、必ず必要ではありませんが、子供の成長を見返すのに便利な小物のようですよ。
よだれかけ
新生児はよだれで晴れ着を汚してしまう可能性が高いです。
我が家でも、よだれかけは複数枚もってお宮参りに行きましたね。
女子用では、レースやフリルがあしらわれたかわいいデザインのものもたくさんあります。
男子用では縁起のいい絵柄が刺繍されたもの・家紋が入ったものなど様々です。
ご家庭によっては、涎掛けといえど決まった絵柄ではないといけないとお考えの方もいらっしゃいます。
そうした場合は、しっかりと刺繍がされたものを3枚または4枚ほど準備していったほうが安心です。
我が家は一枚しか準備していかなかったので、最終的には家から持ってきたよだれかけで写真を撮る羽目になっちゃいました。
せっかくの記念写真だったのに、今でも失敗したなと後悔しています。
せっかくのお宮参りの写真ですから、特別感があるよだれかけは複数枚持っていくのをおすすめします。
帽子
お宮参りはご祈祷や写真撮影が長時間に及ぶことも少なくありません。
外で過ごす時間が多くなるので、熱中症対策・防寒対策のためにも、帽子は用意してあげましょう。
なるべく肌触りのいいものを準備してあげると、蒸れ防止になっていいですよ!
我が家でも帽子をかぶせていたので、汗に気を付けたはいましたが、意外と汗をかいていましたからね。
最近では晴れ着とセットになっている商品もありますので、参考にしてみてください!
一つ一つの小物には赤ちゃんに対する願いが込められているんだね
小物のに込められた意味が分かると、使い回しよりも新しいものを用意してあげたくなるよね
使い終わった小物は七五三の時に奉納する
使い終わった小物は七五三まで家で大事に保管して、七五三の時に神社に奉納して上上げるのがマナーです。
地域によっては七五三まででは無く、1年程度自宅で保管してから神社に奉納する場合もあるそうです。
お兄ちゃん・お姉ちゃんがいるからと言って使いまわすのは駄目ですが、すぐに処分するのもやめましょうね。
地域によって違いはあるかもしれませんが、使い終わった小物は一定期間大事に保管しておくほうが良いでしょう。
いずれも家庭ごみとして処分するのでは無く、神社に奉納して処分してもらうのが大切です。
お宮参りに必ず準備してほしい専用の小物
お宮参りに必ず準備しほしい小物は次の5つです!
- 扇子
- でんでん太鼓
- 紐銭
- 犬張子
- お守り袋
記事内では帽子やよだれかけも紹介していますが、専用のものを準備しなくても構いません。
帽子やよだれかけは普段使っている物でも構いません。
正直な話全部を買いそろえるのって、地味に出費が増えて親目線でいうと大変なんですよね…
ただでさえ赤ちゃんの頃って、あれよあれよと出費がかさんじゃうじゃないですか?
なるべく出費を抑えたいのであれば、枠で囲んだ5つを準備すれば大丈夫です。
実際我が家も、写真撮影の時のよだれかけは、家から持ってきた物になっちゃいましたからね。
帽子だって写真撮影の時に必ず、かぶるとは限らないですよね。
うちの場合は、カメラマンさんが写真撮影の際に『帽子をとって撮影しましょうか』なんて言ってたたくらいですから。
最低限準備したい物を選ぶポイントは、子供の健康を願う小物をチョイスしてあげるのが大事ですよ。
お宮参りにおすすめな服装は袴ロンパース
小物を身に着ける際におすすめの服装が分からないときは、袴ロンパースがいいですよ!
新生児から着れるのに、着物のような面倒な着付けがいらないのでめちゃめちゃおすすめです。
着物だと結構なお値段がかかっちゃうんですけど、袴ロンパースは手ごろな値段で買えます。
ロンパースタイプになっているので、おむつ替えもとっても楽なのもうれしいポイントの1つです!
脱ぎ着させやすいのにばっちり正装できるので、お宮参りの服装に選ぶが家庭が多いんですよ!
袴ロンパースについては下記のリンクで詳しく解説していますので参考にどうぞ↓↓
mocmof おむつ交換がしやすい袴ロンパースを見るならコチラ♪
小物はレンタルではなくネット購入がおすすめ
お宮参りの小物を準備するのなら、断然ネットでの購入をおすすめします!
レンタルだと着物をレンタルした方だけの特典の場合が多く、おすすめしません。
何よりも新生児をお宮参りに連れて行くのなら、着物は避けたほうがいいと思っています。
おむつ交換や着やすさなどを考えると、着物はデメリットの方が大きいです。
使いまわしをしない方が縁起が良いので、レンタルよりも新品を揃えてあげるた方が良いですよ。
お宮参りの小物は使いまわしは駄目のまとめ
お宮参りの小物は縁起物のため、使いまわすのはやめましょう。
小物一つ一つには子供の健やかな成長を願って、様々な意味が込められているからです。
兄弟姉妹がいるからおさがりでも良いんじゃないと思っても、可能な限り新しいものを準備してあげてください。
お宮参りで使った小物は、次の七五三の時に神社に奉納し処分してもらうのが一般的です。
仮に七五三まで保管しないまでも、1年程度は自宅で保管した後、神社に持っていき処分してもらうのが良いですよ。
この記事で紹介した小物は、必ず準備しないといけない物ではありませんが、古くからの由来があるものは出来るだけ揃えてあげて下さい。
- 扇子
- でんでん太鼓
- 犬張り子
- 紐銭
- お守り袋
この5つは子供の為にも必ず準備してあげた方が、お子さんの健やかな成長に一役買ってくれるはずですよ!
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